花市場最高の売上記録、ただ価格は20%アップ

世界最大の花市場(オークション)であるロイヤル・フローラの2021年の売上は56億ユーロと、過去最高であった2019年の売上を8億ユーロ上回った。この売上高増加は、価格が20%上がったことが要因となっている。実際取引量では2019年を下回っている。
2021年に取引された花は121億本。2019年には123億本だった。2020年と比較すると3%とわずかな増加だ。

売上が上がった要因は価格の上昇だが、これは輸送費とエネルギー費の価格上昇が要因となっている。オランダで取引されている花の多くがアフリカ産であることで輸送費の値上げは痛い。またオランダの温室で生産される花は、エネルギー費の上昇に大きな影響を受けた。

ただ価格上昇にもかかわらず、オランダ国内での消費量は上がっている。ロックダウンなどで在宅ワークが増えているため、住環境への以前よりお金を使う人が増えた。とくに庭の植物の販売が大幅に増えているという。