食事や買い物を求めオランダからベルギーへ

日曜日から飲食店や小売店が一斉にドアを閉ざしたオランダから、クリスマスショッピングや食事そして美容院を求めてベルギーに行く人が増えている。アントワープやゲントといった街はこれに備えて販売員や従業員を増やすなど準備に忙しい。

すでにベルギーのレストランはクリスマスの食事がオランダからの予約で満席になりつつあるという。ウィルス専門家たちは、クリスマスシーズンのショッピングで通りに人が増えすぎることを懸念している。
ただしレストランはオランダからの顧客の増加をそれほど気にしていないし、逆に歓迎している。着席人数は最大でも6名と決まっているので、満席になればオランダからでもベルギーからでも変わらないという。

国境の町トゥルンハウトもオランダから人が押し寄せることに冷静だ。「前回のオランダのロックダウンのときもたくさんの人が来たので準備はできている。」マスク着用は必須だし、小売店も人数制限しているので問題ないというオーナーが多い。ベルギーは今のところ、厳しいロックダウンという決定はまだない。変異種デルタ株による感染者は減りつつあり、成人の4分の1がすでにブースター接種済みである。ただしオミクロン株の感染者は増える傾向にあるため、今後どのような政府決定があるかはまだわからない。