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アムステルダムから4分の3のエアビーが消える
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アムステルダムで営業している民泊エアビーアンドビー(AirBnB)の4分の3が消え去った。アムステルダム市は長い間、小さな街に押しかける観光客による騒音やゴミ、混雑によるいわゆる観光公害に悩まされてきた。市は今年から観光客を減らす対策の一環として、民泊を登録制とした。登録していない民泊は、エアビーアンドビーのサイトに掲載されない。今年の3月28日には16,648軒が登録されていたが、10月4日には2924軒と激減している。Booking.comなどエアビーアンドビー以外のサイトでの掲載をあわせても18715軒から4128軒へと減っている。

今年の4月からアムステルダム市内で自分の家や部屋をバケーション用にレンタルする場合には、市に登録しなければならなくなった。さらに、宿泊客についても、毎回届け出る義務が生じる。届け出をしない場合には罰金が課せられるという。この登録期間は今月末まで。
これまでも観光客を減らす対策として、民泊の合計宿泊期間を年間30日間まで、そして一回に宿泊できる人数を4人までという規定を課してきた。しかし、エアビーアンドビーや他のサイトが、予約の詳細を市に報告しないため、この規制もあまり意味がなかった。

今回の登録制度で、エアビーアンドビー社は未登録の民泊はサイトに載せないと述べている。ただし、あくまでも市の規制に協力するために自由意志で行っているという。


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ドイツとベルギーの観光客、オランダを避ける
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オランダへの外国からの観光客は今年第3四半期、大幅に減少した。とくに隣国のベルギーとドイツからの観光客が減っていると、中央統計局CBSが発表している。コロナ感染者が多いというのが主な理由だというだという。

ただ宿泊者数で見るとオランダ国内のホテル、キャンプ場などの宿泊者は第3四半期には前年度同時期より5%増加している、これは国内でバケーションを過ごすというオランダ人が増えたことによるものだ。これに対し外国からの観光客は13%減っている。外国からの観光客は270万人と前年より40万人減。このうちベルギーからは130万人(34%減少)、ドイツからが50万人(8%減)となっている。

CBSによれば、外国からの観光客がオランダを避ける背景には、高いコロナ感染率があるという。オランダは欧州地図でも常に赤あるいは濃い赤に染まっている。またオランダの宿泊費や飲食費の高さも外国人観光客を遠ざける一因となっていることも否めない。

オランダへの観光客70%減。観光業界に大きな打撃
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オランダへ観光や会議などでやってくる外国人の数が、今年は昨年に比較し70%減少している。また国内で観光をするオランダ人も40%落ち込んだ。さらにオランダから近隣諸国へ訪問する人の数も大きく減っている。本日開催されるナショナル・ツーリズム・トップ会議でオランダ観光協会(NBTC)が発表する統計だ。

NBTCによれば、今年はオランダへの観光客を2100万人と想定していたが、実際には1400万人少ない700万人だという。この数は1990年代のまだオランダが人気観光目的地でなかったときのものに相当する。

今年の初頭、コロナ禍が始まる前には、昨年比7%増を予想していたという。今年はロッテルダムでのユーロビジョン・ソング・コンテストやザントフォールトのグランプリそしてアムステルダムでのサッカー欧州カップの一部のオランダ開催が決定していたが、これらの大きなイベントはすべてキャンセルとなった。NBTCは観光業界が回復するのは2024年までかかると予測している。
本日開催される会議もオンライン上である。

アムステルダム、観光客を減らす努力にもかかわらず客室数大幅増加
アムステルダムへの観光客が爆発的に増えているが、これにともなうホテルの部屋数も増加している。過去5年で7700部屋増えており、これは25%の増加である。市内の中心地だけを見ると40%も増加している。中央統計局が発表したこの数字には、エアビーアンドビーなどの民泊は含まれていない。

観光客の増加による観光公害対策として、アムステルダム市はここ数年訪問者数を減らす努力をしてきた。2016年からはホテルの新設申請に許可を出していない。ただ、アムステルダムを訪れるのは観光客だけでなくビジネスのための出張者も少なくない。このため宿泊設備の増加は止む得ないというのが現状だ。

ホテル新設の禁止が出る前に申請した建設計画もあるので、ホテル客室数は今年も増える見込みだ。アムステルダムのRAI会議場に本日オープンするホテルNhowは、650室というアムステルダムでも最大のホテルだ。今年の終わりには、同じくRAIに440室のファン・デル・ファルクホテルと579室のホリデーイン・エクスプレスができる予定だ。

アムステルダム市によれば、ホテル客室数の増加は今年を最後に止まる予定だという。ただし、ホテル客室数が頭打ちになったところで観光客の数は減らない。アムステルダムの周辺のザーンスタット、ホーフトドルプ、アルメア、アールスメールそしてずいぶんと離れたレリースタットにも観光客向けのホテル建設が計画されている。計画がすべて実施されれば、周辺地区にあと14,000客室が増える見込みだ。(画像はRAIのNhow)

アムステルダムのホテル新設禁止は観光客増加ストップに功を奏さず
観光客の増加による汚染や騒音そして混雑に悩むアムステルダム市は、2017年からホテルの新規開設を禁止している。
昨日ホテルコンサルタント企業ホーワースHTLとABNアムロ銀行が発表した統計によると、「今年前半の客室占有率は昨年同時期よりも1%減っている。」という。市はホテル新設禁止のほか、観光税を値上げしたりマーケティング活動を中止するなど観光客削減を図っている。

しかしホテルの宿泊客は若干減ったものの、実際には観光客数は増加している。ホーワースHTLによれば、今後10年間は毎年5%の割合で増加が見込まれている。観光客はエアビーアンドビーやアムステルダム近郊に宿泊するからだ。
さらにホテル客室が足りないことで宿泊料金は昨年より10%も上がり平均152ユーロとなり、ロンドンとパリに次ぐ高価格である。ホテル新設禁止は宿泊料金を上げるだけの結果となった。

アムステルダム市内のホテル増設禁止により、近隣のアムステルフェーン、ハーレマーメール、スキポールそしてホーフトドルプなどにホテルが急増した。アムステルフェーンではホテル客室は3年で6倍に増えた。スキポールそしてホーフトドルプには2200室が増設されている。

ホテル業界は観光客増加で売上を上げているものの人手不足にあえいでいる。これはホテルだけでなく飲食業全体の問題だ。比較的重労働のこれらの業界で働くよりも楽な仕事に移る人が多い。アムステルダム市内の飲食店では外国人従業員が多いのはこのためだ。

チューリップ畑に侵入する観光客後を絶たず、被害拡大
オランダのチューリップ畑は観光客に大人気である。「チューリップ畑に入らないでください。」という立て看板やバナーそしてボランティアを導入して、農家は観光客が畑の中に入り込むのを防いでいるが、それでも侵入者は後を絶たない。「観光客が来てくれるのは大歓迎だが畑を荒らさないで」と関係者。観光客は花を踏みつけてチューリップ畑に入り込み写真を撮るという。これが毎年ひどくなっている。観光客は、「立入禁止だとは知らなかった。公園だと思っていた。」と無実を主張する。そこで、園芸農家は進入禁止の立て看板やバナーを用意することになった。

園芸農家を営むペニングスさんによれば、去年も看板を立てたが無視して入り込む人は多く10,000ユーロ近くの損害を被ったという。場所によっては300人もが入り込んでいるとペニングスさん。業を煮やした農家は週末にはボランティアを導入し、観光客が写真を撮ってもいい場所へと導くことにした。
(画像:Omroep West)

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