テロの準備と訓練容疑で9人逮捕、アイントホーフェン

警察は昨日アイントホーフェンにて、テロ攻撃の準備と訓練をしていた容疑で9人を逮捕したと発表した。目的などはまだ明らかにされていない。
容疑者は18歳から31歳でオランダ国籍を持つ。9人のうち8人はオランダで生まれ、ひとりはアフガニスタン生まれ。容疑者らはテロ組織のメンバーであると見られる。

検察によれば、人はイスラム国(IS)のジハード主義の信奉者だという。家宅捜索では武器や爆発物は発見されなかったが、膨大な量の「データ」を押収した。今回の逮捕はオランダ情報機関(AVID)からの情報に基づき、検察と国家警察が捜査を行ったことで、逮捕にこぎつけたという。

容疑者たちが住んでいた地区はアイントホーフェンでも古い地区で、外国人や学生が多く住んでいる。近隣の付き合いも盛んだが、犯罪も頻繁に起こるという地域だという。

オランダではまだテロ事件は起きていないが、テロの準備や訓練の容疑で逮捕者は出ている。情報機関(AIVD)はネット上での盗聴などを駆使し、未然にテロを防いでいる。昨年の10月にも大きなイベント会場でのテロの準備をしていた容疑で6人が逮捕され、10−17年の禁固刑が課されている。