26日から規制緩和、ほぼコロナ以前の生活に

ルッテ首相は金曜日夜の記者会見にて、今月26日(土曜日)からの第4次規制緩和を発表した。内容はすでに先週報道されていた通りのものである。1.5メートルのソーシャルディスタンスや手洗いの義務などを除けば、社会生活はほぼコロナ以前のものに戻る。

・マスク着用義務はほぼ不要となる。ただし人との距離が保てない場合、例えば公共交通機関、学校、そして航空機内などはマスク着用義務は残る。
・自宅へ招待できる人数制限もなくなる。ただし1.5メートルの距離は保つ。
・屋外でのグループ形成も人数制限がなくなる。ただしこれにも1.5メートル規制は続く。
・在宅勤務要請も不要となる。ただしオフィスでの勤務は通常勤務の50%以下に留めることが推奨される。
・バーやレストランも開店時間や人数制限がなくなる。ただし1.5メートル規制やテラスでのテーブル間の間仕切りは必要。また店内でのテレビスクリーンの設置は22時以降のアルコール販売も許可される。
・1.5メートルのソーシャルディスタンスを保つのは不可能なクラブやディスコも再開するが、ワクチン接種や陰性証明が求められることもある。
・劇場やコンサートホールも1.5メートルの距離を保つ条件で、最大収容人数制限がなくなる。
・遊園地、動物園、美術館など人が動く場所では、5平米に1人という条件に人数制限が緩和される。
・理学療法やマッサージといった接触業にはマスク着用義務の例外が設けられる。
・アマチュアスポーツも観客とともに再開する。
・コーラス、音楽学校、オーケストラ(吹奏楽器)もメンバーが集まり練習が可能となる。
・大規模イベントに関しては当初の予定通り6月30日に緩和される。
・7月、8月にオランダから海外に渡航する旅行者は、無料でコロナの検査を受けることができる。この検査は、まだ(2度目の)ワクチン接種を受けていない人で、渡航前の検査が必要な場合に適用される。