今日から新ニシンが店頭に!

今日16日から正式に「新ニシン(Hollandse Nieuwe)」が店頭に出回る。通常は前日にスヘーフェニンゲンの港でオークションが行われるが、今年は大きなお祭りはコロナ規制で中止された。最初に水揚されたニシン、今年は保健所(GGD)職員に提供された。コロナ禍の真っ最中だった昨年はICU従事者が最初のニシンを味わっている。

これから数カ月間の新ニシンシーズン中、7500万尾のニシンがオランダで販売される。今日から9月末までに流通する新ニシンだけで、オランダでは一人あたり4−5尾消費するという。もちろんこのシーズン後にも生ニシンは販売されるが、新ニシン(Hollandse Nieuwe)という名称は消え、ただのニシン(マーチェス・ハリング)という名前に変わる。新ニシンと呼べるのは5月1日から8月31日までに捕獲されたニシンのみである。
オランダ名物と思われている生ニシン、実はドイツでは9000万尾、ベルギーでも1500万尾も消費されている。

ニシン漁は、ノルウェーやデンマーク水域で行われる。今年は漁師もコロナ規制でオランダに上陸してから2週間の隔離が必要だったという。ニシンが一番美味しいのは6月1日から7月半ばに採れたもので、脂肪含有量が高いらしい。