わずかな規制緩和。夜間外出禁止令は続く。根拠なき緩和という批判も。

23日夜、ルッテ暫定内閣首相とデ・ヨンゲ健康省大臣が記者会見を開き3月3日からの規制緩和について発表した。首相は、コロナウィルス感染者数は横ばい状態であり、イギリス変異株が拡大している状況で「少しだけリスクはあるが」規制緩和をすると発表した。免疫やウィルス専門家の間では、ロジック(根拠)がない緩和だという批判もある。

*夜間外出禁止令(午後9時から午前4時30分まで)は3月15日まで続く。ただし3月8日に見直しがある。

*中高等学校(Voortgezet onderwijs)は3月1日から再開する。生徒は少なくとも1週間に1度は登校しできる。職業学校は、週に1度のみ登校する。学校内ではマスク着用、距離を開ける、休み時間を異なった時間にする、歩く方向を決めるといった規則はこれまで通り。生徒あるいは教師がひとりでも感染した場合には、感染者と15分以上1.5メートル以内にいた生徒は自宅隔離となる。

*接触業者。3月3日から、教習所の教官、美容師、理容師、カイロプラクティック、マッサージ、指圧、エステなどの顧客との接触がある業種は再開できる。ただしセックスワーカーについては例外だ。接触業者は、マスク着用、そして前もって顧客の健康状態をチェックする義務がある。

*店舗予約制: これまでのクリック&コレクトと呼ばれる注文した品物を店舗に取りに行くシステムのほか、3月3日から4時間前までに予約した顧客を店内に入れることができるようになる。同時に顧客は2人まで。1時間に6人まで、1回に10分という条件である。

*スポーツ:3月3日から27歳未満の若者のみが野外のスポーツ施設を利用できる。ジムなど屋内のスポーツ施設は閉鎖。27歳以上の人は単独で1.5メートルの距離を保持して野外のスポーツが可能。