ロックダウンで飲食店苦境に。3月よりはまし?

14日から施行されている部分的ロックダウンによる飲食店閉鎖措置で、オランダの飲食店は再び苦境に立たされている。しかし、3月のロックダウン時に比較すると損害は若干軽そうだ。ING銀行がデビットカード(PINカード)取引の統計をまとめた結果である。

ING銀行によれば、ロックダウン直後の10月15日、デビットカード支払いによる売上は通常の65%減となった。コロナ第一波時のロックダウン1日目、3月16日の売上は通常の85%と大打撃を受けている。
同銀行によれば、この差は飲食店がロックダウン時に備えた体制をある程度整えていたということにあるらしい。多くの飲食店は、すでにテイクアウトやデリバリーのノウハウがあり、これに転じるのが以前より簡単になった。しかし、いずれにせよ飲食店の損失は大きい。

ちなみに今回のロックダウン前夜の売上は通常の10%増と、最後の外食を楽しむ人達の多さを表していた。通常の一回の支出平均が15ユーロに対し、この夜は20ユーロと上がっていた。