コロナ危機の小売店への影響、悲喜こもごも

中央統計局(CBS)が発表した統計によれば、4月から7月末までの小売店の売上は5.9%上昇した。アパレル業は大きな損失を被っているが、DYI、家具、スーパーマーケットなどは過去最大の売上を記録している。さらにこの第2四半期のウェブショップの売上は前年度同時期の55%増と伸びている。とくに実店舗がある傍らウェブでも実績をあげている店が目立つという。

コロナ危機はノン・フードと呼ばれる食品以外の業種に大きな影響を与えた。一部の業種ではコロナ以前の25%増の売上を記録し、他の業種では大きな落ち込みが見られた。とくに衣料と靴を売る小売は被害が大きく、衣料では30%減、靴は25%減であった。DYI関連では前年同時期の25%増と大きく売上を伸ばした。電子機器、ホビー、家具なども同様だ。食品も7.5%増と2005年以来最大の増加である。これは飲食店の閉鎖と買い占めが大きな原因となっている。

中央統計局(CBS)小売業統計