世界一旅行好きな人種オランダ人、行き先は?

オランダ人の生きがいナンバーワンはバケーション。クリスマス休暇が終わったばかりだというのに、もう夏休みの計画を立てている人は多い。

夏休みのピーク時期とは休みになる前の週の土曜日から始まって約3週間。(地域によって夏休みの期間が異なるが) オランダ人は長期休暇を海外で過ごす人が多い。2016年のピーク時期に外国で休暇を過ごした人は530万人。これに対し国内でバケーションをとったは270万人ということで、海外の比重が高い。

中央統計局の調査によれば、オランダ人の好きな旅行先はフランスで約110万人。続いて、ドイツ、スペイン、アメリカが人気だ。旅行会社TUIによれば、ギリシア、スペイン、トルコが夏休みには人気だという。「太陽、海、ビーチ」というのがキーのようだ。

別の旅行会社ANWBによれば、フランス、ドイツ、オーストリアがこれまで人気の旅先だったが、最近ではノルウェイ、スコットランド、そしてアイスランドが旅先に加わったという。

自然を楽しむのが目的という人も増えていて、スコットランドやイギリスの湖水地方に人気が出始めているという。さらに、車で旅行する人には、イタリア、オーストリア、フランス、クロアチア、デンマークが人気。とくにレゴランドがあるデンマークは小さな子どもたちがいる家族には人気だという。

欧州以外の地域では、キュラソー島、カープベルディ、フロリダ、インドネシア、メキシコ、南アフリカ、タイ、ベトナムを旅行先に選ぶ人が多い。また最近ではヨルダン、コロンビア、ミャンマー、ニュージーランド、コスタリカへも足を延ばす人が増えている。

これから人気が出そうなのが、スロベニア、北マケドニア、モンテネグロだ。また、大西洋に浮かぶポルトガル領のアゾレス諸島も注目だ。とくにオランダ人を避けたいと思っているオランダ人には密かなブームらしい。

ANWBの担当者は「オランダ人は世界で最も旅行好きな人種なのだが、まだオランダ人が発見していない旅行先も多い。ポーランド、セルビア、アルバニア、グルジアなども面白い。」と語っている。