オランダの音楽、引き続き有力輸出品に

オランダの音楽は引き続き重要な輸出商品になっている。2018年には2億1600万ユーロの売上を生んでいる。音楽輸出の4分の3はダンス・ミュージックと呼ばれるエレクトロ音楽の分野。アフロジャック、ティエスト、アーミン・ファン・ビューレン、マーティン・ギャリックスといったDJが海外市場で有力だ。

上記の数字は、海外での公演(1億7400万ユーロ)、権利(2900万ユーロ)、録音(1300万ユーロ)の合計である。オランダ全国で1319人のアーティストを調査したところ963人が82カ国で活躍しているという結果が出た。

ダンス・ミュージックでは北米勢が強いが、オランダ勢はアジアで人気だ。とくに中国でのDJ市場は大きいし拡大を続けている。ダンス・ミュージックだけでなくオランダのヒップホップも人気上昇中だという。とくにベルギーでの公演が倍増した。このほか、シンフォニック・メタルバンドのウィズイン・テンプテーションも北米や南米そして日本で人気だという。

海外で人気なのはダンス・ミュージックだけではない。娯楽性のあるバイオリニストのアンドレ・リュウは2018年だけで海外で71のコンサートを開いている。さらに昔のロック音楽もリバイバル中だ。ショッキング・ブルーの「ビーナス」やゴールデン・イヤリングの「レーダーラブ」が海外で復活中だという。

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