起業家の国オランダ、企業数200万を突破

今年1月1日、オランダで登録されている企業数は200万404社と過去最高に達した。2019年だけで10万社が登録され、前年の5%増となった。とくにZZP(従業員を持たない会社)と呼ばれる個人事業主数が増えていると、オランダ商工会議所(KvK)が発表した。

業種別だと、建設、医療、小売、飲食業、ロジスティックが多い。地域別だとフレーフォラント、南ホラント州が多く、一番企業数が少ないのがリンブルフ州である。企業のオーナーは外国人(オランダ以外の国で生まれた人)の割合が増えており、全体の16%となっている。とくにスタートアップ企業を見ると、なんと4分の1がオランダ以外で生まれた人が始めている。

起業する人には若い人が多く、平均年齢は35歳。このうち男性が3分の2、女性が3分の1を占める。

若い起業家の中でも18歳以下という人が増えているのも顕著だ。2015年には1944人だったのが、2018年には6572人と増加している。商工会議所によれば、昔の高校生はスーパーマーケットで働いたり新聞配達というアルバイトをしていたが、最近では自分の会社を設立する青少年が増えているという。