アムステルダムで環境活動家がデモ、道路を封鎖

気候変動活動家グループである「絶滅への反逆(Extinction Rebellion)」は、月曜日朝アムステルダムの国立美術館付近の道路スタットハウダースカーデを封鎖した。活動家たちはこの道路上に50個あまりのテントを張り、道の両側で歌い踊るとともに、ヨガを行ったりドラムバンドが演奏しているという。午前中には1000人以上が集まるとグループは発表している。「絶滅への反逆(エクティンクション・リベリオン)」は、人間の生産活動による地球温暖化 、生物の多様性の喪失 、そして人類の絶滅と生態システム全体の崩壊の危険に対する有効な政策の欠如に対して抗議し、温暖化に対する政治的な決断を促すために非暴力の直接行動を用いる社会・政治的な市民運動である。(Wikipedia) このグループは世界的に拡大しており、欧州ではロンドン、ベルリン、パリでもデモが行われている。

午前9時現在アムステルダム警察はこのデモ隊にまだ介入していないが、国立美術館付近を離れるよう呼びかけている。しかし活動家たちは座り込みを始め警察の要求に耳を貸さない模様だ。グループは、気候変動に関して政府が真実を語ることを要求している。「現在の気候変動は非常時にあるというのに、政府はこれを認めず十分な対策を施していない。」と抗議。さらに、CO2廃棄を5年後にはゼロにすべきだと主張している。今の政策ではこの目標は30年後に達成することになっていて、それでは遅すぎるというのがグループの主張だ。

Extinction Rebellion