オランダ、持続可能なクリーンエネルギーで遅れをとる

今月の初めオランダの環境対策に反対し高校生がデモを行ったのは記憶に新しいが、実際にオランダの地球温暖化対策はどうなのだろう。地球温暖化によって最も影響を受ける低地国オランダだが、先週発表されたEurostat(欧州統計)の数字によればオランダのクリーンエネルギー対策は欧州の中でもルクセンブルグに次いで最低である。オランダで使用されるエネルギーのうち、太陽、風力、水、バイオマスといった再生可能な資源から生み出されるものは6.6%と低い。
EUが定めたクリーンエネルギー目標を達成するには来年までにこれを14.4%にまで上げねばならないが 、いったい可能なのだろうか。

再生可能エネルギーの使用では2017年の欧州平均は17.5%だった。スカンジナビア諸国はスウェーデンの54%、フィンランドの41%と軒並みに高い比率である。EUが定めた2020年までのクリーンエネルギー率は20%なので、スウェーデン、フィンランド、デンマークはすでに目標を大きく超えている。

Eurostat (ユーロ統計)