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News ゴッホ美術館、中国でのベンチャーで200万ユーロ損失
2015年はゴッホ没後125年。この年から今年にかけて日本でもゴッホ展が連続して開催されている。(今年はゴッホと日本というテーマ)ゴッホの人気は日本だけでなく中国でも上昇中だ。アムステルダムのゴッホ美術館はこれに注目し、2016年に北京で「ミート・ビンセント・エクスペリエンス(Meet Vincent van Gogh Experience)」という3D展示会を開催した。しかし、このマルチメディア展覧会で美術館は200万ユーロ(約3億円)という損失を出している。

実際の作品を中国に運ばずにマルチメディアと3Dを駆使して作品を紹介するという試みは、多くの中国人にゴッホ作品を楽しんでもらいたいという意図があった。当初は中国全土を巡回する予定であったがテロなどの懸念からこれが中止されている。さらに、オランダ政府の文化予算が削減されるなか、美術館が独自にお金を稼がねばならないという使命からもこのマルチメディア展が企画されたという。この展覧会は、「テーマパーク・娯楽業界での最高の業績」として賞を受けていると同美術館。

ゴッホ美術館の財務担当ディレクターであるデンゼルマン氏によれば、中国側の主催者は熱心だったが、十分な観客動員ができなかったという。「中国市場での(ゴッホ)マーケティングを過大評価していたのが敗因だった。」と分析している。中国でのゴッホ熱は日本ほど高くなかったようだ。

この結果中国でのこのマルチメディア・ゴッホ展は中止することになった。しかしゴッホ美術館の監査取締役会はこのプロジェクトを高く評価し、中国以外の場所で開催する可能性を探っている。
さてこの200万ユーロの損失だが、ゴッホ美術館にとってはそれほどの痛い損失ではなかったようだ。2016年には過去最高の210万人がアムステルダムのゴッホ美術館を訪れており、中国でのベンチャーによる損失をいれても410万ユーロの利益を計上している。


2017-09-15

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